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サイト分析のやり方を変えたら、学びの量が一気に増えた話

男性、PC、モニター

私は普段、日本・海外を問わず多くのWebサイトを日常的に見ています。
デザインの違いだけでなく、思想や情報設計、構造の組み方を観察することが習慣です。

その中で今回は、日本のWebサイトを前提とした分析について書いていきます。
これまでの分析方法を一度整理し、「観察の仕方そのもの」を変えたことで、学びの量が明確に増えたと感じたためです。
以降は、日本のサイトを前提に話を進めていきます。

なぜサイト分析のやり方を変えたのか

サイト、まとまり

まずは、これまで行っていたサイト分析で感じていた違和感について整理します。

感情で終わってしまう分析への違和感

以前の分析では、サイトを見たあとに次のような状態になることが多くありました。

  • 第一印象の感情だけが強く残る
  • 「見づらい」「落ち着かない」で止まってしまう
  • 次の制作にどう活かすかが曖昧

感情を持つこと自体は自然ですが、理由が言語化されないまま終わる分析は、学びとして積み上がりません。
「なぜそう感じたのか」を構造的に捉えられなければ、分析は単なる感想で終わってしまいます。

観察の仕方をどう整理し直したか

サイト、まとまり、光

そこで私は、サイト分析を感情と構造に分けて考えるために、観察の流れを整理しました。

現在使っている分析フレーム

現在の分析では、以下の3つの視点を必ず通すようにしています。

観点内容
第一印象見た瞬間に感じた感情や違和感
原因UI・構造・情報設計のどこが影響したか
学び自分の設計で「やらない/やるならこうする」

この順番を守ることで、感情を否定せずに、必ず構造へ戻ることができます。
特に重要なのは、第一印象で終わらせず、原因を一つでも言語化することです。

分析方法を変えて見えるようになったこと

サイト、まとまり

観察の仕方を整理したことで、サイトの見え方そのものが変わりました。

短時間の離脱にも意味を見出せるようになった

以前は、すぐに離脱したサイトに対して「ちゃんと見られなかった」という感覚がありました。
しかし今では、短時間で離脱したこと自体が重要な分析結果だと考えています。

  • どこで読む気が失せたのか
  • 情報量は適切だったか
  • 導線は自然だったか

これらのうち一つでも言語化できれば、その離脱は十分に意味があります。
長く見ることより、理由を理解することの方が重要だと気づきました。

サイト分析の目的は「真似」ではない

人、暗闇

最後に、サイト分析を行う目的について改めて整理します。

分析は設計の精度を上げるための作業

サイト分析の目的は、優れた表現をそのまま真似ることではありません。
むしろ重要なのは、自分がやらない設計を明確にすることです。

  • なぜ違和感を覚えたのか
  • どの構造がストレスを生んでいたのか
  • 自分の制作ではどう避けるか

こうした視点で分析を重ねることで、自然と自分なりの設計ルールが蓄積されていきます。

【まとめ】観察の型を変えるとサイト分析は積み上がる

まとめ、デスク、ノート

サイト分析は、数をこなすだけでは学びになりません。
観察の仕方を整理し、感情と構造を分けて見ることで、初めて分析は積み上がります。

分析方法を見直したことで、短時間の観察でも明確な学びを得られるようになりました。
サイト分析は他人を評価するためではなく、自分の設計精度を高めるための作業です。
これからも観察の型を意識しながら、分析を続けていきたいと思います。

デザインや文章を通して、日々考えていることや、思考の途中を記録しています。
うまく言葉にできない日も含めて、今の自分の状態をそのまま残しています。