Webデザインの印象は、実はレイアウトや色よりも**「フォント」**で大きく左右されます。
とくにオンラインでは、行間の調整や可読性の確保が欠かせません。本記事では、**初心者でも実践しやすい失敗しないフォント選び**の基本をまとめて解説します。
フォント選びがWebデザインの印象を決める理由

Webサイトの第一印象を左右する最大の要素がフォントです。同じ文章でも、太さや字面がほんの少し変わるだけで、ユーザーの受け取り方が大きく変化します。
ここでは、フォントの影響力を理解し、選択基準を明確にするためのポイントを解説します。
フォントの特徴を理解しておくことで、後で迷うことがなくなり、統一感のあるデザインが作れるようになります。
フォントが与える心理的な影響
フォントには「安心感」「信頼」「親しみ」など、人の感情を動かす力があります。
たとえば、明朝体は上品で真面目、ゴシック体は現代的で読みやすい印象を持たれやすいです。
「ユーザーにどんな気持ちでサイトを見てほしいか」を想像することが、最適なフォント選びの近道です。
可読性を左右する行間と文字幅
フォントの良し悪しは、見た目の好みだけではありません。
特にWebでは、行間・文字の詰まり具合・**横幅(字面)**が可読性に大きく影響します。
行間が狭すぎると息苦しく、広すぎると文章がバラけ、読むのがつらくなります。
行間の目安(重要)
| 文字サイズ | 推奨ラインハイト |
|---|---|
| 14~16px | 1.6~1.8 |
| 17~20px | 1.5~1.7 |
Webデザインに向いているフォントの種類と特徴

Webデザインでよく使われるフォントには、いくつかの種類があります。種類ごとに得意・不得意があるため、用途に応じて最適なフォントを選ぶ必要があります。
まずは、Web制作で頻繁に使われる基本フォントの特徴を押さえておきましょう。ここだけ理解すれば、フォント選びで迷う時間が一気に減ります。
ゴシック体(サンセリフ)の特徴
ゴシック体は線の太さが均一で、画面でも圧倒的に読みやすい書体です。
説明文や長文との相性がよく、初心者が最も扱いやすいフォントと言えます。
例:Noto Sans / ヒラギノ角ゴ / Roboto
明朝体(セリフ)の特徴
明朝体は縦線が太く横線が細い、コントラストの強いエレガントな書体です。
ただし長文のスマホ閲覧には不向きなため、見出しやキャッチコピーのアクセント使いが最適です。
初心者がやりがちなミスと避けるべきポイント

フォント選びで失敗する多くの原因は「種類を増やしすぎる」「行間調整をしていない」の2つです。
この章では、最も多いミスとその回避方法を具体的に説明します。プロが自然にやっていることも、初心者にとっては意外な落とし穴です。
フォントを3種類以上使う
複数フォントの併用は一見おしゃれに見えますが、統一感の欠如につながります。
初心者は 最大2種類(見出し+本文) に絞ると、自然と整ったデザインになります。
行間をデフォルトのまま使う
初期設定の行間は狭いことが多く、そのまま使うと読みづらく感じられます。
読者のストレスを軽減するためにも、行間1.6前後を基準に適切に調整しましょう。
フォントの組み合わせ方と調和の取り方

フォントを組み合わせるときのポイントは、役割分担とメリハリです。相性の良い組み合わせを選ぶことで、デザイン全体に統一感が生まれます。
初心者でもそのまま真似できる、失敗しない組み合わせ例を紹介します。
定番で使いやすいフォント組み合わせ例
フォントの組み合わせは、書体の特徴の対比が重要です。ただし差をつけすぎると読みにくくなります。
次の組み合わせはプロもよく使う鉄板構成です。
| 見出し | 本文 | 印象 |
|---|---|---|
| 明朝体 | ゴシック体 | 上品・エレガント |
| 太字ゴシック | 通常ゴシック | シンプル・モダン |
| Serif | Sans-serif | 欧文の王道 |
文字サイズと行間の黄金比を意識する
フォント選びだけでなく、文字サイズや行間のバランスが整うと、読みやすさが劇的に向上します。
たとえば、見出しは本文の1.3〜1.6倍に設定すると視線が流れやすくなります。
スマホでの可読性を高めるフォント設定

現代では閲覧の7割以上がスマホというデータもあるほど、スマホ閲覧を意識したフォント設定は必須です。
PCとスマホでは読み方が異なるため、文字サイズ・行間・改行バランスを再調整する必要があります。
スマホでは少し大きめの文字サイズを
スマホは画面が小さいため、文字サイズが小さいと読むのがつらくなります。
16〜18pxを基準にすると、ストレスの少ない読みやすさを確保できます。
行間は1.7〜1.9が読みやすい
スマホ表示では文章が縦に伸びやすいため、PCより広めの行間が効果的です。
特に長文の記事では、行間1.7〜1.9が視認性を大きく向上させます。
【まとめ】行間と可読性を意識したフォント選びが鍵

フォント選びで迷わないためには、種類を絞ること、そして行間と可読性を丁寧に整えることが重要です。
ゴシック体・明朝体の基本を押さえ、最小限の組み合わせでデザインするだけで、サイトは驚くほど洗練されます。
さらに、スマホ閲覧を前提に行間や文字サイズを最適化することで、読み手にとって心地よい文章へと変化します。
「今日の学び」

この記事を書きながら、あらためて**フォントと余白がつくる「静かな力」**を感じました。
行間が少し整うだけで、文章の表情が優しくなるように、デザインもまた呼吸を取り戻します。
派手な装飾よりも、そっと寄り添うような読み心地。
可読性を支える細かな調整が、最終的には「やさしさ」や「温度」につながるのだと思います。
これからも、必要以上に飾らず、
大切なものだけがきちんと伝わる、余白のあるデザインをつくっていきたい。
そんな気持ちで今日の記事を書き終えました。
読んでくれて、ありがとう。
そして、ここまで読んでくれたあなたの時間が、少しでも心地よく流れていたら嬉しいです。
デザインのこと、日々の気づきのことをまとめています。
余白の美しさと、考える時間を大切にしています。
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