その言葉の意味は、ちゃんと分かっています。
英語としても、感情としても、理解はしている。
だからこそ、「かわいい」と思いました。
刺さった理由も、感覚的には分かります。
それでも、
なぜその文がそこにあったのかは、さっぱり分からない。
海外のブルータリズム系サイトで、
意味のある言葉のはずなのに、
理由だけが存在しない体験をしました。
この記事は、その違和感についての話です。
この記事は、コピーの巧みさや文章技法を評価するものではありません。
意味は理解できるのに、配置された理由だけが消失している言葉について、
ブルータリズム的なWeb体験として考察するコラムです。
意味は分かるのに、理由が存在しない

その海外サイトには、文章が大量にありました。
しかし、そこに「意味の流れ」は存在していませんでした。
理解はできる、でも説明できない
問題の一行は、これです。
「I’m super cool but I cry a lot」
英語としての意味は明確です。
強がりと弱さを同時に抱えた、かわいらしい自己表現です。
- 文法も分かる
- 感情も想像できる
- かわいい理由も説明できる
それなのに、
なぜそれがそこに書かれていたのかだけが分からない。
文脈も役割も、完全に断ち切られていた
その言葉は、キャッチコピーでもありませんでした。
導入文でも、締めの言葉でもありません。
| 観点 | 状態 |
|---|---|
| 役割 | 不明 |
| 位置 | 中途半端 |
| 意図 | 読み取れない |
意味はあるのに、理由だけが欠落している。
それが、とても奇妙でした。
文字と言葉の暴力の中で

そのサイト全体は、整っていませんでした。
整理された思想も、説明もありません。
全部が意味不明だった
文章は多く、画像も多く、
しかしそれらは、何かを伝えようとしていないように見えました。
- 情報としてまとまっていない
- 思想として一貫していない
- 読み手を導く気配がない
意味を探す前提が、最初から崩壊している状態です。
その中で、意味のある一文だけが浮いた
そんな無秩序な空間に、
意味がはっきり分かる一文が混ざっていました。
だからこそ、その言葉は、
場違いなくらい、くっきり見えたのだと思います。
| 状態 | 印象 |
|---|---|
| 周囲 | 完全に意味不明 |
| その一行 | 意味が通る |
| 結果 | 強く刺さる |
理解できるからこそ、
違和感も同時に生まれました。
投げ捨てられた言葉ほど、刺さることがある

その一行は、大事に扱われていませんでした。
飾られてもいなければ、強調もされていません。
拾われる前提で書かれていなかった
むしろ、その言葉は
投げ捨てられているように見えました。
- 読ませようとしていない
- 残そうとしていない
- 印象づける気もない
それでも、拾ってしまった。
理解できる言葉は、勝手に刺さる
理解できる言葉は、
こちらが構えなくても、勝手に入り込んできます。
| 要素 | 作用 |
|---|---|
| 意味が明確 | 抵抗がない |
| 理由が不明 | 解釈が止まる |
| 雑な配置 | 自由に拾える |
だからこそ、
刺さった理由より、置かれた理由のなさが印象に残ったのだと思います。
【まとめ】意味は分かる、でも理由は要らなかった

その言葉は、理解できました。
だからこそ、かわいいと思えました。
でも、
なぜそこにあったのかは、最後まで分かりません。
- 意味はある
- でも文脈はない
- 理由も説明も存在しない
それでも、
その一行は、今も記憶に残っています。
意味が分かることと、
理由があることは、必ずしも同じではない。
そんな体験でした。
