ブルータリズムWebサイトおすすめ6選 #2|愛想がないのに、なぜか見たくなる

ブルータリズムWebサイトを見ていると、ときどき**「このサイト、びっくりするほど愛想がないな」**と思うことがあります。

丁寧に説明してくれない。読みやすくしてくれない。次に何を見ればいいのか教えてくれない。

普通のWebデザインなら欠点になりそうなことばかりです。

でも、それがかわいい。

今回集めた6サイトには、そんな共通点がありました。

見てほしいものは置いておく。あとは、見たい人が自分で見にくればいい。

そんな距離感を持った、私の好きなブルータリズムWebサイトを紹介します。

※星の数はサイトの良し悪しを評価するものではありません。私が感じたブルータリズムの種類や強さを可視化したものです。

説明しないから、自分から見に行きたくなる

親切に説明されるほど分かりやすくなるはずなのに、説明されないことで逆に気になってしまうことがあります。最初の2サイトは、そんな**「自分から確かめに行きたくなる」**感覚が強いサイトです。

掲載しているWebサイトについて

この記事で紹介しているWebサイトは、記事執筆時点で閲覧できたものを掲載しています。

サイトの更新・閉鎖などにより、現在は閲覧できない場合や、記事掲載時とはデザイン・内容が変更されている場合があります。

また、ブルータリズムや実験的なWebサイトの特性上、突然音が再生される、強い点滅やアニメーションが表示される、一般的なWebサイトとは異なる操作や挙動をする場合があります。

外部サイトへのアクセスは、ご自身の判断・環境でお願いいたします。

Stromwender

参考:https://stromwender.nl/

怪しい。そして、少し怖い。でもクリックしたくなります。

最初に現れる動画からして、思ったようには触らせてくれません。ホームへ進むと一転してかなりシンプル。それなのに安心するというより、どこか不穏です。

情報を親切に説明してくれないからこそ、自分から触って確かめたくなる。「怖いけどクリックしたい」という感覚そのものが、このサイトの魅力だと思います。

評価項目星
ブルータリズム度★★★★☆
暴力度★★☆☆☆
世界観★★★★★
実験度★★★★☆
好き度★★★★★

Studio Otto

参考:https://studio-otto.com/

媚びていません。とにかく媚びていません。

上下に動く文字は、正直じっくり読む気になりません。それなのに、なぜか目で追いかけてしまいます。そして気になったものをクリックすると、ちゃんと分かる。中は驚くほどシンプルです。

奇抜に見せるためにすべてを壊しているわけではなく、必要なところではきちんと伝える。それでも最後まで「見てください」とは言ってこない。シンプルなのに媚びていない。その距離感が好きです。

評価項目星
ブルータリズム度★★★★☆
暴力度★★★☆☆
世界観★★★★★
実験度★★★★★
好き度★★★★★

見たいものだけ、自分で見ればいい

次の2サイトはさらに潔いです。サイト側が積極的に案内するのではなく、必要なものを置いて、見るかどうかをこちらに任せています。

この距離感が、とてもかわいい。

Typical Organization

参考:https://typical-organization.com/

こんなにこざっぱりしたWebサイト、ありますか。

見てほしいものを載せる。ただそれだけ。こちらも必要な情報があれば見る。それだけです。「もっと見て」「私たちを知って」と追いかけてくる気配がありません。

もはや業務連絡のような潔さです。

それなのに冷たくてつまらないわけではなく、この愛想のなさそのものがかっこいい。必要なものはちゃんとある。でも愛想は振りまかない。大好きです。

評価項目星
ブルータリズム度★★★★★
暴力度★☆☆☆☆
世界観★★★★★
実験度★★★★☆
好き度★★★★★

Kellen Renstrom

参考:https://kellenrenstrom.com/

Webサイトというより、美術館です。

写真を置く。それだけ。見たければ見る。もっと見たければ、自分でズームする。以上です。

作品を大きく見せて迫ってくることも、丁寧に案内してくることもありません。作品はここにあります。あとは好きにしてください。

美術館で気になる作品に自分から近づいていくような感覚があります。見る側を追いかけないからこそ、こちらから近づきたくなる。この距離感が最高です。

評価項目星
ブルータリズム度★★★★☆
暴力度★☆☆☆☆
世界観★★★★★
実験度★★★★☆
好き度★★★★★

読ませる気がない。それが気持ちいい

ブルータリズムでは、文字が情報ではなくグラフィックのように扱われることがあります。

最後の2サイトは特に強烈です。読みやすさよりも、文字や色、写真が持つ力を優先する。「もう読む気がしない」が、なぜか褒め言葉になります。

Kane Robinson

参考:https://kanerobinson.com/

文字の暴力って、こんなに気持ちいいのでしょうか。

とにかく文字が大きい。多い。強い。でも英字とフォントそのものが綺麗なので、読ませる文章というより巨大なグラフィックを見ているような感覚になります。

正直、もう読む気はしません。でも、それがすがすがしい。

「ちゃんと読んでもらおう」という愛想を捨てて、文字そのものを画面いっぱいに叩きつけてくる。間違いなくブルータリズムです。

評価項目星
ブルータリズム度★★★★★
暴力度★★★★★
世界観★★★★★
実験度★★★★☆
好き度★★★★★

TXTbooks

参考:https://www.txtbooks.us/

色も文字も写真も、すべて暴力です。

強烈な色、潰れて読みにくいフォント、そして「これは何の写真なんだ」と言いたくなるような写真。普通なら情報を伝えるために整えるはずの要素が、全部好き勝手に暴れています。

正直、文字はもう読む気がしません。でも、それが最高です。

読みやすくする気も、分かりやすく説明する気もない。それでも画面を見ていたくなる。色も文字も写真も含めて、サイト全体がひとつの強烈な世界になっています。

評価項目星
ブルータリズム度★★★★★
暴力度★★★★★
世界観★★★★★
実験度★★★★★
好き度★★★★★

【まとめ】愛想がないWebサイトは、かわいい

今回の6サイトを見ていて、改めて自分がブルータリズムの何を好きなのか分かった気がします。

愛想がないのです。

怖いけれどクリックしたい。読む気がしないのに追いかけたい。必要な情報だけ置いて終わる。作品だけ置いて、見方はこちらに任せる。文字を読ませることすら諦める。

どのサイトも、こちらを迎えに来ません。

でも、だからこそ自分から見に行きたくなります。

「見てください」ではなく、「ここにあります。見たかったらどうぞ」。

それは不親切というより、見る側に選択を任せているようにも感じます。

ブルータリズムの魅力は、派手な色や巨大な文字だけではありません。

好きなものを、好きだから置く。いいと思ったから、そうする。見たい人だけ見ればいい。

そんな誰にも媚びない姿勢まで含めて、私はブルータリズムが好きなのだと思います。

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